印刷は基本的には"はんこ"なのですが、その "はんこ" の作り方が色々あります。  

オフセット印刷では、まずパソコンなどで作った印刷データを元にネガフィルム(明暗や色が反転したフィルムで、はんこの図案にあたります)を作り、感光剤が塗られたアルミ板に重ねて上から光を当てます。 するとフィルムの色の薄い所から光が透過して感光剤に当たります。

光が当たった所は感光剤が硬化し残ります。

その部分は水を弾きます。 それ以外は水を弾きません。 水を弾く所と弾かない所が出来る事になります。

その後アルミ板を水(湿し水)で濡らします。 すると水を弾かない所には水が載ります。

そしてその上からインクを塗ります。 すると水を弾かない所には水がありインクは油なので弾かれて載りません。 反対に水を弾く所には何も載っていないのでインクが載ります。

この上でゴムのローラーを転がすと水は付かないですがインクは付きます。

それを再度紙の上で転がすと印刷できます。
このゴムのローラーがオフセット印刷の"はんこ"です。

オフセット印刷は細部まできれいに仕上がり"はんこ"が比較的簡単に作れるのが特徴です。